草刈り110番コラム

田んぼでの草刈りの役割とポイント

田んぼでの草刈りは、害虫の発生を抑え稲の生長を促進する役割があります。しかし、水際や畔(あぜ)などの草刈りは、平地で行うよりも難しく、手間も労力も余計に使います。
そのため、正しい方法で行い、少しでも負担を減らすことが大切です。
今回は、草刈りの役割や難所での草刈り方法について調べてみました。草刈りが終わった後の刈り草の処分方法についても調べましたので、雑草対策にお悩みの皆様の参考になれば幸いです。

田んぼ

田んぼで行う草刈りの役割

田植えが終わった後は水位管理と畦畔(けいはん)の草刈りを行うと思いますが、なぜ草刈りを行うのでしょう。畔の草刈りを行うことでどういった利点があるのか、草刈りの役割とは何かという部分を皆さんはご存知ですか?

畔部分の雑草は水中の稲とは関係ないようにみえて深い関係があるのです。畔の草刈りで植生(一つの地域や場所に集まっている植物の集団のことです)が変わる、とおっしゃる農家の方もいるくらい重要なものとされています。

草刈りをせず放置をすれば雑草は伸び、新しい雑草も生えてきます。そのうちススキや雑木が生えてきて、その場所は山へと戻り始めます。逆に草刈りを頻繁に行っていれば雑草が伸び続けることはなく、背の低い雑草が畦畔を覆い始めます。この状態が進行すると野芝という野生の芝に覆われ、草刈りの手間が少なくなるというのです。

■害虫対策としての側面もあります

草刈りを行うか行わないかで、植生は変わっていくということが分かりました。草刈りにはもう一つ大きな役割があります。それはカメムシを寄せ付けないということです。カメムシは稲の籾(もみ)を食べてしまうため、食害被害につながる恐れがあるのです。

しかしカメムシを寄せ付けないためには、草刈りをする際に守らなければいけない点があります。それは畦畔に生えている草を地面の際まで刈り取らないという点です。際まで刈ってしまうとイネ科雑草が畦畔に増えていきます。イネ科雑草は成長点が根元の方にあるため他の雑草が負けてしまうために、このようなことが起こります。

カメムシはイネ科雑草や稲の穂が好物という特徴があるため、イネ科雑草が増えると食害被害にあうリスクが増す可能性があります。
食害被害を事前に防ぐためイネ科雑草が増える前に刈り取りを行いましょう。

田んぼ特融の草刈り作業

・畔の草刈り
畔に生えてくる雑草を刈り取る場合は、草刈機や刈払機で草刈りを行わなければいけません。畦畔は人がよく歩くところは平坦ですが、田んぼと田んぼの間や用水路へ向かう道は傾斜になっていることが多いです。
斜面での草刈りは足元が不安定なうえ、刈り取った草を田んぼの上に落とさないよう草を持ち上げるようにして草刈りを行わなければいけません。これは非常に体力が必要で大変な作業です。

そのため各メーカーは農家の除草時にかかる負担を和らげるため、畔に生えた雑草用のアタッチメントを開発しています。これを草刈機や刈払機のギアケースと取り換えを行えば畦畔用の草払機、刈払機ができあがります。

近年では自走タイプの製品も普及が進みつつあります。自走タイプは草払機、刈払機を作業する人が支えなくてもよいため、農家の方々が作業時にかかる負担を少なくし、また作業効率改善にもつながっています。

・水際の草刈り
水田や用水路付近の草刈りを行う場合、水際で草刈り作業をしなければなりません。
草刈機や刈払機は水の中では使えませんが、水際ならば使うことが可能です。
その際に注意が必要な点があります。それは草を刈る向きです。

右から左へと刈ることで刈り終わった草を左側にまとめられます。左から右へ、というふうに行うと刃の回転が原因で刈った草が飛び散ることがあるので注意が必要です。コツが必要ですが刃が回転する向きや自分自身が刈りやすい感覚をつかむようにしましょう。

草が水へ落ちることで、川の下流で草が溜まったり作業終了後に草を水中から拾い上げたりなど仕事が増えてしまいます。そのため水際での草刈り作業時には水に草を落とさないように注意しましょう。

また畔の草刈り同様、水際での草刈り専用の製品も販売されています。水はね・泥はねが気になる方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

田んぼの草刈りは計画的に進める

・田んぼでの草刈りの進めかた
田んぼの草刈りの主な目的は上で述べたようにカメムシからの食害被害を防ぐためです。
そのためイネ科雑草が育つサイクル・稲穂になる時期を逆算し草刈りのスケジュールを立てます。イネ科雑草は地面の際ではなく高さを10センチメートルほど残して刈り取ること(高刈りといいます)で新芽を出しにくくなり徐々に減っていくといわれています。
それによって広葉雑草というカメムシが寄り付きにくい芝生が自然と整っていくこともありますので、草刈りを行う際にはスケジュールを立て計画的に行いましょう。

・難しいときには業者へ相談
しかし人手不足や兼業農家などで時間が十分に取れない場合もあると思います。
また個人での草刈り作業は大変な労力も必要となってきます。
そういった場合は農業代行業者へ依頼してみることも考えてみてはいかがでしょうか。
業者は草刈りに関してだけでも、草むしりや除草剤の散布・除草シートを張ってくれたりなど個人ではなかなか大変でできないことも大人数で行ってくれるところもあるため、田んぼの草刈りが悩みの種……という方にはぴったりかもしれません。

刈草

刈った草は処分する

・刈り取った草を放置したときの影響
刈り取った草の処理はどうしていますか。もし草をそのまま放置をしていた場合には、自然分解が始まります。するとミミズが草を目的に集まることがあります。
ミミズが集まれば、そのミミズを目的にモグラが集まるかもしれません。モグラは穴を掘る生き物ですから畦に穴を掘り、畦が決壊する恐れがあります。
また放置しておくことで、その部分は土が柔らかくなりやすいといわれています。
畦の決壊を防ぐために刈り取った草は処分いたしましょう。

・刈り草の処分方法(土に還す・焼却処分・ごみとして処分など・・・)
刈り草を処分するには自分で行うか業者に依頼するかしなければいけません。
自分で行う場合は地面に埋めて肥料とする方法や、ごみ袋に集めごみとして出すといった方法があります。費用はかかりませんが田んぼの面積が広ければ広いほど労力は増していくため、場合によっては業者に依頼する方が楽かもしれません。
広い面積の田んぼをお持ちの方や、野焼き禁止法で焼却処分ができない地域にお住まいの方、夏場の作業が大変という方などは、一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

田んぼの草刈りは景観を良くするだけでなくカメムシによる食害被害を防ぐという役割があります。そのため畦畔に生えた草は高狩りをし、イネ科雑草の成長を防ぎましょう。
その際には田んぼの草刈りスケジュールを組むことで効率的に行うことができます。
草刈機、刈取機には場所にあったタイプのものが販売されておりますので、そちらを使用することで最小限の負担で草刈りが行えるでしょう。
草刈りが終わった後も刈り草を放置せず処分をすることで畦畔の決壊予防につながりますので、処分まで行うことが大切です。業者によっては草刈りから処分まで一括で行ってくれるところもあるため、個人で行うことが難しいことは依頼を検討してみてはいかがでしょうか。田んぼの草刈りや雑草対策をしっかり行い、おいしいお米を作りましょう。

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