なんども生えてくるスギナを根絶したい!効果的な方法とは!?
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目次
スギナってどんな植物なの?
ガーデニングを楽しんでいるお庭に雑草が生えてしまうと、取り除くのがとても大変ですよね。雑草のなかでも最も厄介といわれているのが「スギナ」です。スギナは別名で「地獄草」と呼ばれるほど生命力が強く、除去するのがとても大変な植物です。
「何とかしてスギナを除去したい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はそんなスギナを根絶する方法についてご紹介していきます。スギナにお困りの方は、このコラムを参考にしてみてください。
そもそも、スギナとはどんな植物なのか皆さんはどれくらい知っていますか?スギナは、最強かつ最悪な雑草として名をはせている植物です。まずはスギナについて詳しくみていきましょう。
スギナとは……
スギナは漢字で書くと「杉菜」と表されます。シダ植物に分類されるため、花は咲かず胞子をとばして繁殖する植物です。植物分類では多年生難防除雑草に分類されているほど根絶が難しい植物で、その生命力の強さは別名「地獄草」とも呼ばれるほど。
そんなスギナですが、秋には枯れてしまいます。「枯れてしまうならもうそこから生えてこないのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、地獄草はそんなに甘くはありません。スギナの根や地下茎は冬の間も生きていて、春になるとそこから胞子茎という特殊な茎を生やすのです。
スギナの形態はほかの植物と少し異なり、「栄養茎」と「胞子茎」に分かれているのが特徴です。スギナはあくまでも栄養茎のことを指します。胞子茎は繁殖期に生えてくるのですが、その胞子茎は皆さんもご存知の「つくし」なのです。
つまり、スギナとつくしは名前が違うため別の植物と勘違いしてしまいがちですが、本当は同じ植物ということになります。
どこによく生える?
スギナは主に栄養分が多く湿った土地に生えるようです。生えている場所をよく観察してみると、庭のなかでも湿っている場所に生えていませんか?また、土手やあぜ道付近につくしを見かけることも多いのではないでしょうか。また、比較的涼しい場所を好む特徴があります。
スギナは、地表で枯れてしまっても地中で根や地下茎が生きていて、春になるとそこから何度も生えてくる植物です。スギナを根絶するためにも、次にこの生命力の強さの秘密についてみていきましょう。
なぜ抜いても抜いても生えてくるの?
スギナは根絶するのがとても難しく、何度抜いても何事もなかったかのように生えてきます。なぜこんなにも生命力が強いのでしょうか。いくつかのポイントに分けてみていきましょう。
1.寒さに強い
スギナは多年草植物のため寒さに強いです。多年草とは、一度種まきや植え付けをしたら2年以上生え続ける植物のことをいいます。先ほども述べましたが、秋ごろに地表のスギナは枯れてしまいますが、地中で根や茎が冬の寒い間でも生き続けることができます。
また、スギナの地下茎は5℃から10度の寒さでも生き抜くことができるため、よっぽどの寒さでなければ何度も生えてきます。国内で最も寒い地域である北海道でもスギナは生えていることから、寒さによる根絶は期待できないでしょう。
2.分裂して増える
数あるスギナの特徴のなかでも、特に厄介といわれるのが「分裂して増殖する」というものです。スギナは地中の根や地下茎によって生き続けることができると前述したため、「それなら、元凶である茎を除去してしまえば生えてこないのでは?」と思ってしまうかもしれません。しかし、それはかえって逆効果になります。
スギナの地下茎を除去するために地中を掘ったりちぎったりした場合、ちぎれたところなどの分裂箇所からまた新たに芽が生えてきてしまうのです。そうなるとさらにスギナの成長を手伝ってしまうことになるため、地中を掘ることは絶対に避けましょう。
3.繁殖方法が3つも
スギナは繁殖方法が3種類あります。胞子をとばす方法、根茎で繁殖する方法、塊茎で繁殖する3つです。地表で胞子をとばすつくしやスギナを刈り取ったとしても、地中には根茎や塊茎が残っているためそこからまた生えてきてしまいます。全ての繁殖方法を根絶しなければ、どんどんスギナは生えてくるでしょう。
4.胞子で増えてしまう
スギナはつくしの胞子によって増えるのも厄介な特徴の1つです。もしつくしを全部刈り取ったとしても、刈り取っているときにたくさんの胞子が飛んでいってしまい結果としてスギナを拡散してしまった……といった失敗も多く聞かれます。
さらに厄介なことに、胞子に効果的な除草剤は現状ほとんどありません。つくしを刈るのであれば、胞子の対策を周辺におこなっておくことが重要です。
5.酸性土壌に強い
スギナは酸性の土壌に対する適応能力が高いという厄介ポイントもあります。スギナの根絶方法で「石灰をまく」というのが出てくることがありますが、この方法はほかの雑草には効果があっても、スギナには全く効果がありません。
酸性土壌にも適応できるというだけの話で、酸性土壌でなければ生きられないという訳ではないからです。もともとスギナは中性の土壌を好む植物ですので、石灰をまいて中性に近づければかえって逆効果になります。
つくしを除去すると胞子が飛び拡散され、地下茎を掘ると分裂し増えてしまう、さらに除草剤も効果が薄いとなると、手も足も出ない状態です。さすがに地獄草と呼ばれるだけあります。何とかスギナを根絶するためにも、効果的な方法はないのでしょうか。
効果的な根絶方法とは?
スギナには弱点が少なく、もはや無敵状態といっても過言ではないでしょう。ですが、実は効果的なスギナ根絶方法があるのです。いくつか紹介していきます。スギナに困っている方には必見です。
雑草抑制力を使う
スギナが生えて困っているところに、大豆などの他の植物に対する競合する力が強い植物を植える方法です。そうすることでスギナよりも大豆が育ち、結果的にスギナが成長するのを抑制してくれる効果があります。
ただし、植えた場所が酸性土壌の場合はスギナの方が適応能力を持ちますので、大豆などの競合力の高い植物が負けてしまうことがありますので注意しましょう。
防草シートを使ってみる!
防草シートでスギナを根絶する方法です。除草剤を定期的にまいたりする必要もなく、シートが破損しない限り何年も使うことができるので手間がかかりにくいのがメリットです。
防草シートには主に2種類あり、そのなかでもスギナに効果的なのが「不織布タイプ」の防草シートです。このタイプは繊維の密度が高く、すき間ができたりずれたりすることが少ないため、スギナを抑制する効果が高いです。
反対に「織布タイプ」は繊維の密度が低くすき間が生まれやすいため、そこから簡単にスギナが生えてきてしまいます。防草シートを使用する際は、不織布タイプの防草シートを選ぶように注意しましょう。
根気よく抜き続ける
スギナの草の部分を根気よく抜き続けるという方法もあります。ですが、一般的に用いられる方法ではないでしょう。なぜならスギナは生命力の強い生き物で、頑張って抜いても一週間後にはまた生えてきて元通りになっていることがあるのです。ただし、根気よく抜くことで、多少はスギナの成長を弱めることができます。
除草剤で枯らす
じつはスギナは土の中に根を張り巡らせていて、この根っこを枯らさないとスギナを駆除することはできません。スギナの根っこを枯らすには、除草剤を使うのが一番です。除草剤を使用すれば、数日でスギナを枯らすことができます。
根っこを抜く手間や労力を省くこともできるのです。繁殖の元になる根を枯らすことで、もうスギナが生えてくる心配はありません。
業者に依頼してみる!
どうしてもスギナがなくならない場合や、すぐにでもスギナを除去したいという方は、業者に依頼することも有効な方法です。業者を選ぶにしても、どんなところに依頼すればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。そこで、業者を選ぶ際にみておきたいポイントをご紹介します。
業者を探す際はインターネットで検索される方が多いと思いますが、注目してみるべきはホームページです。ホームページに会社概要や金額がしっかり記載されていたり、見積りを細かく出してくれたりする業者を選びましょう。合計金額を言わなかったり、逆に合計金額の内訳を提示したりしてくれない業者は避けた方がよいでしょう。
また、その業者の口コミを探すのもおすすめです。どんな業者なのかイメージしやすいため、業者決定の判断材料になるでしょう。
スギナは地獄草と呼ばれるほど生命力が強く、駆除が難しい植物と知られています。地表のスギナを刈り取っても、地中に地下茎が残っておりそこからまた芽を出すのです。また、冬の寒さにも強いため、よっぽどのことがない限り自然に駆除できることはないでしょう。
つくしによって胞子をとばし、地下茎が分裂すれば増殖できるためスギナは根絶が難しい植物です。そんなスギナは防草シートを使うことで対策ができます。スギナに困っている方は使用してみてはいかがでしょうか。
また、防草シートでも効果が無く、すぐにスギナを根絶したいという方は業者に依頼することも有効な方法です。業者を選ぶ際は今回ご紹介したポイントに注目して検討してみてください。
【スギナの除草方法に関する記事はこちら】
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